中国研修旅行 その1
今年の天津・北京研修旅行は8月17日~22日の6日間、学生16名を連れて行ってきました
毎年行われる当校のイベントの1つで、
『解剖実習』を体験できることが一番のメインになります
1日目は日本から中国へ移動するだけで1日が終わってしまいますが、みんなで夕食を一緒に食べて明日からの研修に備えます。
2日目、朝から天津中医薬大学の解剖研究室で御遺体(検体)を解剖しました。
学生は2グループ(解剖グループと標本グループ)に分かれて2日間(半日ずつ)にわたり実習を行いました。
解剖グループは全体の構造を把握し、筋肉の厚さや硬さ、筋肉の層、血管、神経、内臓にいたるまで細部をしっかりみて実際に触り、メスを使っての解剖もしてきました。
一方の標本グループは部位ごとに切断されたものを様々な角度からみて勉強しました
中枢(背中から縦に)から切断されている標本はなかなか検体ではみることが難しい箇所なのでとても勉強になりました
どちらのグループにも天津中医薬大学の先生方がついてくださり、丁寧な説明をしていただいたおかげで初めて参加する1年生にもわかりやすいものでした
現在は、鍼灸の専門学生が日本で解剖実習を行うことは困難な状況にあるため、実際に触って、切って、構造を目で見ることができたことは、とても貴重な体験だったと思います
午後からは、特別講演として天津中医薬大学国際教育学院の副院長 金 軍先生に講演して頂きました
座学を終えた後は実際に鍼をうつところを見せて頂きました
疾患に対し効果的な経穴や鍼のうち方、刺激の加減等を丁寧に教えて頂きました。
実際に鍼を体験した学生は気分がスッキリしたようです。
講演終了後は天津中医薬大学(7年制)日本語コースの学生と学術交流会を開きました
交流会では日本と中国の学生達が一緒になって太極拳を行いました。
当校の学生はほとんどの人が初めての太極拳でしたが、中国の学生に教わりながら楽しい時間を過ごせました。
これがキッカケで太極拳に興味をもった学生もいたようで、
このような文化交流はとても良かったと思います
その2へ続く…
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